【レビュー】「シンギュラリティは近い」を読み終えて思うこと

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こんにちは、けいすけです。

最近はAIに興味を持ち、ネットで調べたり、AIに関する本を読んでいます。

その中で、最近、こんな本を読みました。

著者であるレイ・カーツワイルさんは、人口知能の分野で世界的権威の方です。

本の中身としては、シンギュラリティについては、詳しく書かれています。

シンギュラリティとは訳すと、技術的特異点という意味です。

技術的特異点とは何かというと、対数グラフをイメージしてもらえたらわかりやすいのですが、急激に増加する境となる所。

シンギュラリティに到達すると、どうなるのかというと、人間とAIの能力が逆転する。

といったことは、ネットで検索したら、出てくるのですが、僕がこの本を読んでよく分かったことが2点あります。

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シンギュラリティについて新しくわかったこと2つ

一つ目は、人口知能の進歩は線形的ではなく、指数関数的に加速度を付けて、成長していくということでした。

これが何を意味するのかというと、今後、どのくらい成長していくのか予測しずらいということです。成長率は限りなく∞に近いからです。

二つ目は、人間の体に人工知能が組み込まれるということです。

これは初めて知ったのですが、やがて、ナノテクノロジーが発達していきます。

ナノ=10のマイナス九乗という意味で、めちゃくちゃ小さいもの(ナノボット)にAIが搭載されるようになります。

そういったものは、体の中に入り込み、人間のアナログな部分と人口知能が融合されるようになる。

つまり、人間ではなくなるということです。これを、カーツワイル氏は人体2.0と提唱し、人体はアップデートされると書かれていました。

この提言は僕にとっては物凄く新鮮に思えました。なぜか?

人工知能の話題になると、人間vsAIという構図でよく語られており、人間はAIにできないことがあるだとか、AIはやがて、人間を上回るだとかそういう議論がほとんどなのですが、そもそも、人間は人間でなくなる。

外見は人間かもしれないけど、中身はサイボーグのような得体の知れない物体になる。

人間からアップデートされたサイボーグの能力をもってしても、AIは超えていくというのが、カーツワイル氏の見方でした。

事実と根拠を基にAIを語っている人は果たしているのか?

この本を読み終えて、改めて思ったのが、AI分野の記事って、「事実と根拠を踏まえて語っている人ってどれだけいるのだろう?」ということです。

ほとんどが、事実を踏まえて語っておらず、想像、もしくは都合よく話を進めている人が多いと思っています。

もちろん、カーツワイル氏の説が完全に正しいとは思ってはいません。

例えば、この書評記事で紹介した本では、シンギュラリティについては、懐疑的です。

ですが、グラフを用いて、今までに起こってきた技術革新を冷静に分析して、そこから未来がどうなるのか推測されています。

そして、人工知能の分野に関しては、専門家でもあり、こういった人口知能のエキスパートで、事実を基にして、話を進めている人は本当に少ないです。

なぜ、少ないのか?

ビジネスとして成り立つからだと僕は考えています。

それは、AIが人間の仕事を奪う時代が来るという話を認知する人が多くなってきており、これからAIが進化していくと、目に見えて変化するので、現実味を帯びてきます。

そういったときに、人は不安になります。

そういった不安というニーズはお金を払ってでも解決したい人がいるので、ビジネスとして成立するということです。

別に、ビジネスをすることが悪いことではなく、僕が言いたいのは、事実や根拠を基にしていない人は想像での話なので、あまり参考にならないということです。

これはAIに限らず、全てのことに言えますよね

僕自身も事実を踏まえて発言している人の話に耳を傾け、AI時代に備えていこうと思います。

それでは。

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keisuke

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