「モバイルSuica」とApple Pay「Suica」の違いはなに?

生活
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みなさんは「モバイルSuica」を使っていますか?最近では、iPhoneでもApple Payで「モバイルSuica」を利用することができるようになったので、利用する方も増えているのではないでしょうか。

今回はそんな「モバイルSuica」について、Apple Payの「モバイルSuica」その他の「モバイルSuica」の違いについて解説したいと思います!

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「モバイルSuica」ってなに?

モバイルSuica」はフィーチャー・フォン(従来型携帯電話、いわゆるガラケー)やAndroid端末、Apple社製端末で、Suicaを利用することができるサービスです。

カードタイプのSuicaと同じように利用できることはもちろんのこと、カードタイプのSuicaにはできないことができます。具体的には、

  • どこでもチャージができる!
  • モバイルSuica特急券が購入できる!
  • どこでもグリーン券が購入できる!

といった特徴があります。

どこでもチャージができる!

モバイルSuica」は、携帯電話やスマートフォン、スマートウォッチに内蔵されたSuicaを利用するサービスです。そのため、それぞれの端末画面からチャージの操作を行うことができます

メンテナンスやサービス利用時間外を除けば、いつでも、どこでもチャージすることができるので、残高が少なくて困った!ということを減らすことができます。

ちなみに、JREカードからモバイルSuicaへのチャージも可能で、 Suicaへのチャージ1,000円(税込)につき15円相当のポイントが貯まり、驚異の還元率です。

モバイルSuica特急券が購入できる!

「モバイルSuica特急券」を購入することができるので、JR東日本管内の新幹線に乗ることができます

どこでもグリーン券が購入できる!

JR東日本管内の一部路線に設定されているグリーン車に乗る際に必要な「グリーン券」。

通常であれば、駅のホーム上などで購入が必要ですが、モバイルSuicaならどこでも購入することができます

さらに、乗車後はカードタイプのSuicaと同じように座席上部に端末をタッチすることで横のランプの色が変わるので車内改札が省略されます。

出典:JR東日本

ランプが緑色になっている座席は、グリーンアテンダントによる車内改札が省略されます。


出典:JR東日本

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「Apple Pay」ってなに?

Apple Pay」とは、Appleが自社の端末上で提供している決済管理機能で、日本では「iD」「QUICPay」「Suica」の3つの決済サービスに対応しています。

iD」「QUICPay」は主としてクレジットカードによる後払いを用いますが、「Suica」は事前にチャージする、「プリペイド」方式です。

Apple PayのSuicaも基本的にはカードタイプのSuicaと同じように使用することができます。

Apple Payとその他の「モバイルSuica」が違う点

それでは、Apple Payの「モバイルSuica」と、その他の「モバイルSuica」の異なる点を見ていきましょう!

Apple Payの「モバイルSuica」も、その他の「モバイルSuica」も基本機能は大きく変わりません。しかし、一部機能においてできることに差があります。それぞれの特徴として見ていきましょう。

Apple Payの「モバイルSuica」の特徴

Apple Payの「モバイルSuica」を利用する際には、カードタイプのSuicaの情報を取り込むことができます。つまり、今、定期券を利用していたり、チャージ済みのSuicaが手元にある場合は、そのカードの上にiPhone上部をかざすことで、データの移行が簡単に終了するのです。

これは、Apple Pay以外の「モバイルSuica」にはない特徴です。

※手元にカードタイプのSuicaがない場合でも、iPhone上で新規作成することができます。

また、複数枚のSuicaを登録することができるので、「通勤用」「プライベート用」などと使い分けることができるのも特徴の1つです。

その他の「モバイルSuica」の特徴

フィーチャー・フォン(従来型携帯電話、いわゆるガラケー)やAndroid「モバイルSuica」を利用する際には、クレジットカードや現金によるチャージなどの他に、対象銀行からもチャージをすることができます

2018年5月4日現在、「みずほ銀行」「三菱UFJ銀行」「じぶん銀行」のいずれかに銀行口座があり、ネットバンキングの契約が済んでいる方が対象です。(一部携帯電話会社を除きます。詳しくは、JR東日本のサイトをご覧ください。)

まとめ

いかがでしたか?今回は、iPhoneやApple Watchで利用できるApple Pay版の「モバイルSuica」やフィーチャー・フォン(従来型携帯電話)やAndroidで利用できる「モバイルSuica」の違いを見てみました!

こうして見てみると、Apple Pay版その他の「モバイルSuica」は大きな違いはない、と言えます。

実は、以前は細かな違いもあったりしたのですが、Apple Pay版の機能拡大やそれ以外版の機能縮小、さらには「スマートEX」(東海道・山陽新幹線の乗車にSuicaなどの交通系ICカードを利用できるサービス)の開始により、その差はあまり見られなくなりました。

ちなみに「Suica」はJR東日本でしか使用できないと思っている方も少なくありませんが、「交通系ICカード全国相互利用サービス」に対応した事業者であれば原則、使用することができます!詳しくは、こちらをご覧ください。

ということで、JR東日本管内以外にお住いの皆さんも、ご自分の持っている携帯電話やスマートウォッチで「モバイルSuica」を使ってみてください!

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