タイトルにある2つのネーミングを見てこのように思っていませんか。
Wimax2+ってWimaxをちょっと速くした程度でしょ?と。
先に言ってしまいますが、Wimaxは今年で完全終了します。
なのでこれから利用する場合はwimax2+一択です。
じゃあ比較なんか不要でしょ?という声も聞こえてきそうです。
しかし、あえて記事にする理由があるのです。
実はこの2つ、ネーミングの差以上に全くの別物スペックなのです。
それではお伝えしていきますね。
wimaxとは
Wimax(Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略)とは
KDDIグループのUQコミュニケーションズが2004年から提供しているサービスで
高速ワイヤレスインターネットの愛称です。
下り最大13.3Mbps、上り最大10.2Mbpsでご利用いただけます。
引用:au公式サイト
wimaxと言えば「通信無制限」。
と言うくらい、今となっては最大の魅力でありメリットでした。つまり、通信制限に
ならないので月間のデータ通信料を気にせず使えたということです。
デメリットは田舎での通信が弱いこと。・・・でしたが、もう関係ありません。
なぜなら今年2018年3月にWimaxは完全終了するからです。
Wimax2+がWimaxとは別物と言われる理由
アンテナ基地局への莫大な投資により、通信技術が格段に進化したWimax2+。
「Wimax2+」がwimaxと別物と言われる理由は、高速化した通信スピードです。
wimaxのおよそ30倍という高速化を実現したWimax2+は次世代の通信規格です。
Wimax2+とWimaxのスペック比較
(旧) Wimax | (新) Wimax2+ | |
通信スピード | 下り:最大13.3Mbps 上り:最大10.2Mbps | 下り:最大440Mbps 上り: 最大30Mbps |
エリア | 全国90%カバー | 全国90%カバー |
料金 | 4,267円※1 (auの場合) | 4,380円※2 (UQコミュニケーションズの場合) |
通信制限 | なし | 月間データ量上限なし※ (ただし直近3日間で 10GB超は通信制限有り) |
※1:auの「one net WiMAX」コースの場合
※2:UQコミュニケーションズの「Flat ツープラスギガ放題・3年」プランの場合
通信スピード
もはやWimaxの通信スピードに全くの魅力無しと言わざるを得ない速度数値です。
一方で、今後も更なる進歩を遂げるとみられるWimax2+の魅力は
下り最大440Mbpという高速通信。
次世代の通信スピードと言われる理由がここに。
・・・下り最大440Mbpsの高速通信サービスを開始しておりましたが、2017年2月1日以降順次、440Mbps対応エリアを、全国(一部地域を除く)に拡大する予定です。
引用:UQコミュニケーションズ公式ニュースリリース
しかも、東京など一部地域限定ではあるものの、有料のハイスピードプラスエリアモード
なら、なんと下り最大708Mbpsの超高速通信です。
エリア
Wimaxのエリアを踏襲しつつ、更なる拡大をしているのがWimax2+。
全国平均90%カバーですが、政令指定都市(政令で指定する人口50万人以上の市で全国に20市ある)においては99%カバーの充実ぶりです。
田舎でのインターネット受信が弱いのは、新旧Wimaxに共通。これをau LTE回線がカバー
また地下街・建物の中はau Wi-Fi spotがカバーと万全の通信網。
Wimax2+は都心と近郊都市を中心に繋がるエリアを拡大中です。
料金・プラン
auが提供のWimax料金は下り最大13.3Mbpsという割に合わない高額の4,267円。
通信無制限ではありますが、もうこれはWimaxを使わせずにWimax2+への移行を
促している料金としか思えません。
UQコミュニケーションズが提供のWimax2+料金は、下り最大440Mbpsの4,380円で
「Flatツープラスギガ放題・3年」というプランです。
また、3年契約の場合はLTEオプション(1,005円/月)が無料で付いてきます。
通信制限は?
かつて、「Wimax=通信無制限」というのが最大のメリットでした。
Wimax2+のメリットは、UQコミュニケーションズの「月間データ量上限なし」です。
ただし「Wimax2+」「au 4G LTE」の通信料の合計が、直近3日間で10GBを超えた日の
翌日18時頃から翌2時頃にかけて通信制限されます。
これはネットワークの混雑回避のために行われるもので、通信制限後の最大通信速度は
「概ね1Mbps」となってしまいます。
通信制限になる10GBって、何が出来るの?
Youtube(超高画質で5分間視聴/約113MB)を視聴の場合なら
約7時間分の再生に相当する通信データ量を使うことになります。
まとめ
Wimax2+がWimaxと別物スペックであることがお分かりいただけたと思います。
今年2018年3月にWimaxは完全終了します。なので、Wimax2+の一択です。
通信スピードはWimaxの30倍。次世代通信のポテンシャルに驚きです。
まだまだ進化を遂げていきそうなwimax2+から目が離せません。
「消えゆくWimaxとWimax2+の今更聞けない2つの違い」でした。
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