こんにちは、けいすけです。
今回はテニスの話題なんですが、5月になって、クレー(土)シーズンに入り、5月の末からは全仏オープンも始まります。
クレーと言えば、誰を思い浮かべるでしょうか?
僕はクレーキングのナダルです!
ナダルはクレーでは異次元の強さを発揮しており、ローランギャロスの通算成績は86勝2敗を誇っており、11度の優勝。
クレーでナダルのレベルを超える人は今後100年は出てこないと個人的に思っています。
そんなナダルをローランギャロスで勝った相手が誰なのかというと、一人目は2015年にジョコビッチが、そして2009年にソダーリングがナダルを破りました。
2015年にジョコビッチがナダルを破ったとき、ナダルは調子を落としている時期で、クレーでも本調子を発揮できていなかったのですが、2009年での対ソダーリング戦ではナダルの調子も良く、全仏では全勝だったんですね。
そんな中で、ソダーリングがナダルを破り、初めてナダルが負けたというのは本当に衝撃的で、「ナダルでもローランギャロスで負けた…」とかじりつくように見ていました。
ぜひ、その試合はYouTubeでも「nadal soderling」と検索すれば、当時の試合のハイライト動画がヒットすると思うので、気になった方はご覧ください。
その当時、ソダーリングは一応、シード選手ではあったものの、そこまで有名な選手ではなかったので、下馬評はナダルの圧倒的優勢の状況。(というか、ナダルは無敗記録を更新していたので、誰が相手でも勝って当たり前という状態でした)
なのに、試合はセットカウント3-1でソダーリングが勝利を挙げて、確かにナダルが1セットを奪って食い下がったのですが、終始ソダーリング優勢の状態でした。
僕の中で、ナダル対ソダーリングは一番好きな試合の一つで、物凄く興奮しながら観戦していました。
なぜ、こんなに興奮していたのかというと、ソダーリングがナダルを圧倒しているのに、淡々と自分のプレーに徹しているところ。
普通、ローランギャロスで負けなしのナダルにリードしていたら自分を誇ってミスしてしまったり、勝ちを意識しすぎてそれがプレッシャーとなり、自分のテニスができなくなるものです。
ですが、この日のソダーリングは終始冷静で、決して気負いすることなく、今、自分ができることを確実にこなす姿を見ていて、たまたまナダルに勝ったのではなく、、
実力でナダルを圧倒していたからこそ、僕の記憶にも残っているんですよね。
ナダルといえば、クレーでは特に追いつけないボールはないというくらいのフットワーク、予測力を持っており、最後の最後でパッシングショットで決める。
これがナダルなのですが、この日はソダーリングの強打に押されて、コートの後ろに追いやられて、打ち返してもネットだったり、相手コートに返すことができませんでした。
ナダルがクレーコートでまともに打ち合って、常に撃ち負けるというあの姿は、僕が今まで見てきた中であの瞬間しかないというくらいで、逆に言うと、それくらいソダーリングは完璧なショットの選択をしていたんだと思います。
今、改めてナダル対ソダーリングの試合を見ても、ソダーリングが常に冷静にテニスをしている姿を見てこう思ったんですよね。
自分よりも強いと思われる選手に対して自分が120%の実力を発揮して、勝つという考えではなく、今できる最高のプレーの積み重ねこそが勝利への道であるということです。
自分の実力以上のものを出そうと思えば思うほど余計な力が入って、本来のプレーができません。
決して相手に気負いしないあのソダーリングの佇まいはとんでもなく強い相手に立ち向かう良いお手本で、これはテニス以外にも活かせそうですよね。
例えば、仕事でとんでもなく難しい難題が突き付けられた時でも、冷静に今、やるべきことをやることが実は一番の近道だったり。。
と考えると、ナダル対ソダーリングの試合は学ぶべきことがたくさん試合だと思います。
その試合が気になる方は、YouTubeで「nadal soderling」と検索すれば、必ず上位にその試合が表示されるので、気になった方はぜひご覧ください。
動画でも詳しく解説したので、気になった方はどうぞ!
それでは。
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